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Last modified: Mon Jul 05 13:26:12 JST 2004
目次:

過去の研究

反射的行動に基づく四脚ロボットの歩行の創発
Quadruped Walking Based on Reflective Behaviors

四足歩行ロボットTITANの概観

研究背景:

四脚歩行ロボットの制御としてオーソドックスなのは,1:設計者 がペース,トロットなど,ロボットの歩容(歩行パターン)を決める, 2:歩行パターンにしたがって,各脚の動きが決まる,3:そ の脚の動きに基づいて,各関節の目標値が計算される,4:その目標 値に追従するようにサーボを適用する,という方法である.ロボットに視覚セ ンサなどの外界センサが搭載され,環境の観測ができる場合には, センサからの情報に基づいて歩容パターンを変え,上記の手続きに従って環境 変化に適応する.容易に想像がつくように,このような方法を用いた場合,セ ンサからの情報を複数段にわたって処理するため,処理に時間 がかかり,その結果環境に対する反応速度は下がる.また,あらかじめ 決められた歩容の範囲内での適応ができるのみで,状況に応じて脚の動かし方 を柔軟に変化させることは困難である.

研究目的と成果:

本研究の目的は,環境変化に対して柔軟に適応できる四脚ロボット の構築である.環境に対する適応性を向上するためには,環境の状態を観測す る外界センサの信号を,できるだけ速く,しかも直接制御に反映させることが キーとなる(視覚サーボと同じ考え方,サブサンプションアーキテクチャの基 本でもある).

そこで,このような制御を実現するためのアーキテクチャとして,視 覚サーボによる制御と,脚先に備え付けられた力センサに基づく運 脚制御の組み合わせを作り,これによって,陽に歩行/歩容を計画するこ と無しに歩行が創発(emergence)されることを示した.

論文:

関連項目:

視覚と力覚を持つロボットの適応的制御系
Hybrid Vision/Force Servoing Control

研究背景:

研究目的と成果:

論文:

関連項目:

カメラのズーム機構を利用した視覚サーボ
Visual Servoing Utilizing Zoom Mechanism

研究背景:

研究目的と成果:

論文:

関連項目:

適応的視覚サーボ
Adaptive Visual Servoing

研究背景:

研究目的と成果:

論文:

関連項目:

マクロ・マイクロマニピュレータシステムの設計と制御
Macro/Micro Manipulator Systems

研究背景:

柔軟なマニピュレータによって,振動やたわみの影響をなるべく押さえて 作業を実現する方法の一つとして,マニピュレータの先端により剛性が高く, 小さいマニピュレータを取り付ける,マクロ・マイクロマニピュレータ(親子 アームなどと呼ばれることもある)の構成が考えられる.例えば,スペースシャ トルに搭載されるアームや,高圧電線作業用のマニピュレータなどにこのよう なマクロ・マイクロマニピュレータが採用されている.

研究目的と成果:

この研究では,柔軟なマクロマニピュレータが生じる振動やたわみを,よ りサイズの小さいマニピュレータで補償できるかどうかを幾何学的に調べ,準 静的な制御によって補償する準静的,あるいはマニピュレータ全体の動力学的 な性質までを考慮して制御する動的軌道制御,そして振動によって生じる力の ふらつきを補償する力制御を提案し,実験的にその有効性を検証している.

論文:

関連項目:

フレキシブルアームのモデル化と制御
Modeling and Control of Flexible Manipulators

研究背景:

宇宙でロボットアームを使用する場合,扱う対象物は大きく,そのためにアー ム自体が非常に長尺である反面,打ち上げにかかるコストを小さく するため,重量はできるだけ小さいほうがよい.したがってロボッ トアームは,必然的に剛性が低くなり,振動数の低い振動 を発生する.このような振動を制御し,高速高精度の動きを実現することが必 要とされている.このような問題は宇宙では顕著であるが,地上の長尺な一般 的アームにも発生する問題である.このようなアームのことをフレキシブ ルアームと呼ぶ.

研究目的と成果:

この研究では,フレキシブルアームの振動を押さえ,いかにして制御するかと いう振動制御を実現するため,アームの振動をモデル化する方法,振動を抑制 する制御則,および振動する長尺なアームの先に,小さいマイクロアームを取 り付けて,先端での振動を保証する方法について研究した.

まず振動をモデル化する方法であるが,先端の負荷が非常に大きく,アー ム自体の質量が無視できるような場合の3次元ばね・質量モデル, アーム自体の質量が無視できない場合に,簡単な試行実験によってパラメータ を同定できる仮想剛体リンク・受動関節モデルを提案した.

3次元ばね・質量モデルを用い,3関節2リンクのPUMA型アームについて, 振動抑制制御を導き,実験により制振効果を検証した.

論文:

関連項目:

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